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  てぃらみすくれーぷWebPage - LANDISK Home HDLP-Gシリーズ sshd有効化手順
■LANDISK Home HDLP-Gシリーズ sshサーバ有効化手順
アイ・オー・データのLANDISK Home HDLP-G500でデフォルトでは無効になっているsshサーバを有効化する手順を見つけましたのでメモっときます。

今回の手順はあくまでもHDLP-G500 ファームウェアVer1.01で成功したものであり、他のLANDISKシリーズおよび、HDLP-Gシリーズの別容量機種での動作を保証したものではありません。
また公式ファームウェアを改造していますので、メーカーの保証を受ける事ができなくなりますので、ご注意ください。
2009/12/10追加 ファームウェアVer1.11でも同様の手順で有効化出来る事を確認しました。

初めに実際に有効化できる方法を見つけるまでに色々やってみた事を書いていますので、手っ取り早く手順を見たいなら作業手順まで読み飛ばしてください。

  • きっかけ
    PCデータのバックアップに使用しているLinuxサーバのALIXボードがLANは100Mbpsなので、時間短縮のために1GbEに対応しているLANDISKを買ってみたのが始まりです。

    実際にバックアップに使用してみたら、今までとあんまり転送速度が変わらなかったので(※)バックアップ先の置き換えには成功しなかったのですが、LANDISKシリーズはtelnetサーバをインストール(または有効化)出来るというのが見つけたので、このシリーズも出来るんじゃないかと思って試行錯誤を始めたのがきっかけです。
    (※)速度が出なかったのは、オンボードLANではなく、USB2.0接続のLANが優先使用されるようになっていたのが原因で、設定を直したら速くなりました。

  • とりあえずいじってみる
    他のLANDISKでtelnetサーバを有効にする方法のページをいろいろ見ていたら、ファームウェアアップデートファイルに手を入れる事で出来るらしいという事がわかったので、メーカーのページからファームウェアのアップデートファイルを落としてみてファイルを解凍して中身を覗いてみたりしました。
    とりあえず、rc.localに/usr/sbin/telnetdを追加してみたアップデートファイルを作ってみて入れてみたのですが、telnetサーバが起動しませんでした。

    次にLANDISKの専用WEB管理画面に表示されるログにOSバージョンとかが記録されるようにできないかとlandisk-update.shの一番下に「echo "success($UPDATEVER)" > /mnt/hda5/.update/update.log」というのがあるので、それっぽいと思い、そこの下に「uname -a > /mnt/hda5/.update/update.log」と追加したのを試してみたのですが、ログには出ませんでした。
    (後でこのファイルはメーカー修理時に使用してると思われるただの起動ログという事が判明)

    やっぱりダメかと思いながらアップデートのファイルを覗いていたら、WEB管理用画面のファイルと思われるものに「# ■データマウントパスc4_define('LD_DATA_MOUNT_PATH', '/mnt/hda6');」と書いてあるのを見つけ、これが共有フォルダが入っているパーティションではないかと思いrc.localの最後に「uname -a > /mnt/hda6/disk/uname.txt」を追加したものを試してみたら、やはり共有フォルダにunameの結果ファイルが作られました。

  • sshdを発見、rootログイン成功
    共有フォルダにログを書き込める事がわかったので、lsで/usr /sbin /usr/sbinの内容をそれぞれ書き出してみたら、telnetdは無かったのですが、代わりにsshdがある事が判明したので、rc.localに「/usr/sbin/sshd」を追加して再起動してsshdでログインをしてみると、rootでログインする事ができました。
    パスワードはrootが設定されていました。

  • 作業手順
    今回の方法は他のLANDISKシリーズと同じようにファームウェアのアップデートを修正してsshdが起動されるようにしているので、メーカーのページからアップデート用ファームウェアの自己解凍書庫(.exe)をダウンロードして展開ください。
    展開されて出てきたupdate.tgzをLinuxマシンに移して解凍してください。
    # mkdir hdlpg_f101
    # tar zxvfp update.tgz -C hdlpg_f101
    # cd hdlpg_f101

    さらにupdate-files.tar.gzを解凍します。
    # mkdir update-files
    # tar zxvfp update-files.tar.gz -C update-files
    # cd update-files

    ./etc/rc.localの最後に/usr/sbin/sshdを追加する。

    元通り再圧縮します。
    # tar zcfp ../update-files.tar.gz .
    # cd ..
    # rm -rf update-files
    # tar zcfp ../update.tgz *

    出来上がったファイルをWEB管理画面からアップデートさせればsshdが動いた状態で起動するようになります。

    rc.localに「sh /mnt/hda6/disk/command.txt」を追加して共有フォルダにあるcommand.txt中のスクリプトを実行できるようにしました。
    こうしておけば普段はsshdを起動しない状態にしておいて、必要な時にコメントアウトを外して再起動させればsshdが使えるようになるので便利です。
    command.txtの中身
    #!/bin/sh
    /usr/sbin/sshd

  • 参考ページ

(C)2009 Himeka Asaba


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